「奨学金っていつ振り込まれるの?」「いつから返済がはじまるの?」
そんなお悩みをお持ちの方に向けて、日本学生支援機構(JASSO)奨学金の振込日・引き落とし日のカレンダーを作成しました。
ケース別の初回の振込日もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
それではまずは、奨学金の振込カレンダーの紹介です。
奨学金振込カレンダーをケース別に紹介
ここでは奨学金の振込カレンダーをケース別に紹介していきます。
今回紹介するケースは以下の4つです。
- 予約採用の方
- 在学採用の方
- 前年度から奨学金を借りている方
- 今年度で貸与が終わる方
こちらの4つのケースを順番に解説していきたいと思います。
まず知っておいてほしいことは「あなたがどのケースであろうと奨学金の振込日は変わらない」ということです。
ケースごとに違うのは「どの月に奨学金の振込が開始されるか」ということだけです。
そこの勘違いをしている方は非常に多いと思うので注意してください!
では、まず初めに2019年度の日本学生支援機構による奨学金振込日の年間カレンダーを作成したのでご覧ください。
4月分 | 4月19日(金曜日) |
5月分 | 5月16日(木曜日) |
6月分 | 6月11日(火曜日) |
7月分 | 7月11日(木曜日) |
8月分 | 8月9日(金曜日) |
9月分 | 9月11日(水曜日) |
10月分 | 10月11日(金曜日) |
11月分 | 11月11日(月曜日) |
12月分 | 12月11日(水曜日) |
1月分 | 1月10日(金曜日) |
2月分 | 2月10日(月曜日) |
3月分 | 3月11日(水曜日) |
こちらが各月の奨学金の振込日になっています。
先ほども申し上げましたが、各ケースごとに奨学金の振込開始月は違いますので、ここからは各ケースごとの奨学金の振込開始月をご紹介していきたいと思います。
予約採用の方の振込はいつから?
予約採用というのは高等学校に在学しているころから奨学金を申請し、大学に入学した後に奨学金の振込が行われるという制度です。
高校生の時に奨学金の申請しをた方は予約採用に当てはまりますので、こちらをご覧ください。
予約採用の方の初回振込月はほとんどが5月または6月です。
4月に振り込まれることはほとんどないので、4月に振り込まれていなくても焦らないようにしてください。
在学採用の方の振込はいつから?
大学に入学してから奨学金を申請した方は、こちらの在学採用になります。
在学採用の場合初回の振込月は予約採用よりも遅くなり6月または、7月になります。
ちなみに私も在学採用で奨学金を借りましたが、7月から振り込まれていました。
7月に4月・5月・6月・7月と4か月分の奨学金が振り込まれるので通帳にすごい金額のお金が振り込まれていてびっくりした思い出があります。
前年度から引き続き奨学金を借りる方の振込はいつから?
前年度から奨学金を借りている方は4月、もしくは5月に振り込まれます。
これは各学校によって変わるそうなので、どうしても何月から振り込まれるか知りたい場合は学校に確認するしかないようです。
今年度で貸与が終わる方は?
今年度で奨学金の貸与が終了する方は少し特別です。
振込開始月は前項の「前年度から引き続き奨学金を借りる方の振込はいつから?」と同じ内容なのですが、振込終了月が違います。
今年度で貸与が終わる方は、その年度の2月で振込が終了となり、2月に「2月と3月分の奨学金」が振り込まれることになります。少し複雑ですが、そこまで大きな問題ではないと思うので一応知っておくといいと思います。
そして、「奨学金の振込日を覚えてられない!」という方のために、振込日を事前に通知する方法をご紹介したいと思います。
振込日を事前に通知してほしい場合は?
「日本学生支援機構のメールマガジン」に登録すると、振込日を事前に通知してくれます。
振込日を忘れてしまいそうな方はぜひこちらのメールマガジンに登録しておきましょう!
振込日はそこまで重要ではないかもしれませんが、万が一奨学金が振り込まれていないというときにしっかりと申告できるように、振り込みされているかどうかを確認する癖をつけておくといいと思います。
奨学金引き落としカレンダーを紹介
続いて、奨学金の貸与が終了して方に向けて、「奨学金の引き落としカレンダー」をご紹介したいと思います。
2019年度の「奨学金の引き落としカレンダー」がこちらになります。
4月分 | 4月27日(金曜日) |
5月分 | 5月28日(月曜日) |
6月分 | 6月27日(水曜日) |
7月分 | 7月27日(金曜日) |
8月分 | 8月27日(月曜日) |
9月分 | 9月27日(木曜日) |
10月分 | 10月29日(月曜日) |
11月分 | 11月27日(火曜日) |
12月分 | 12月27日(木曜日) |
1月分 | 1月28日(月曜日) |
2月分 | 2月27日(水曜日) |
3月分 | 3月27日(水曜日) |
こちらが返還金が引き落とされる日を記載したカレンダーになります。奨学金を返還する方はこちらをご覧になって、その日までにしっかりと口座にお金を入れておきましょう!
しかし、返還金は大学を卒業してすぐの4月から引き落とされるわけではありません。
一体いつからはじまるのでしょうか。
返済はいつから始まる?
奨学金の返済は卒業後の10月から引き落としが開始されます。
半年ほど返済までに猶予があるので、それまでに余裕を持ってお金を貯めておくことをおすすめします。
2019年度の場合は10月29日に引き落としが始まりますので、それまでにしっかりと口座に入金をしておきましょう!
引き落とし日を事前に通知してほしい場合は?
振込日と同じように、「日本学生支援機構のメールマガジン」に登録すると、返済金の引き落とし日を事前に通知してくれます。
引き落とし日の通知は振込日の通知より重要だと思うので、もし忘れてしまいそうという方は是非登録しておきましょう。
スケジュールを忘れて、入金するのを忘れたら?
入金するのを忘れていて、引き落としができなかったということもあるかと思います。
1か月分入金を忘れていた場合
安心してください。1回入金を忘れていて引き落としができなかった場合は、翌月に2か月分引き落とされるだけなので大丈夫です。
学生支援機構から電話がかかってきたりもしますが、慌てずに入金を忘れたという旨を伝えましょう。
2か月分入金を忘れていた場合
2か月入金を忘れていたとなると少し面倒なことになってしまいます。
どうなるかというと、延滞金が発生してしまいます。
その場合、次の引き落とし日に「3か月分の返還金+忘れていた2か月分の延滞金」が口座から引き落とされることになるので絶対に避けたいところです。
例えば、9月と10月の引き落としが、入金を忘れていてできなかった場合
11月の引き落とし日に「9月・10月・11月の返還金」+「9月・10月分の延滞金」を支払わなけれななりません
また3か月入金を忘れていた場合も同様に次の引き落とし日に「4か月分の返還金+忘れていた3か月分の延滞金」が講座から引き落としされます。
例えば、9月と10月と11月の引き落としが、入金を忘れていてできなかった場合
12月の引き落とし日に「9月・10月・11月・12月の返還金」+「9月・10月・11月分の延滞金」を支払わなけれななりません
延滞金がいくらになるのかについてはこちらをご覧いただければと思います。
延滞金の発生を防ぐためにも、しっかりと「奨学金引き落としカレンダー」を確認して、口座への入金を忘れないようにしてください!
入金を忘れて延滞金が発生していることに気が付いたら?
いくら自分で気を付けていても、口座に入金を忘れてしまうことはあるかと思います。
そういったときに大切なのは「入金忘れを2回以上は繰り返さない」ということです。
なぜなら、1度目の入金忘れなら以下のようになります。
- 本人のみに連絡
- 延滞金が発生しない
しかし、2回連続で入金を忘れてしまうとこのようになります
- 本人に連絡
- 連帯保証人に連絡
- 延滞金が発生する
1度目の入金忘れより、はるかに面倒くさい状況になってしまいます。
まずは1度目の入金忘れでしっかりと気づくことが大事です。
しかしそれでも、2度目の入金忘れをしてしまうこともあると思います。
そういったときは学生支援機構と保証人の方にその旨を連絡し、口座に入金することを忘れないようにしてください。
その際に、延滞金を考えて口座にお金を入金するようにしてください。
カレンダーを忘れないためにはどうすればいいか?
振込日、引き落とし日は非常に大事な情報です。
特に、引き落とし日に関しては延滞金のこともあり、とても重要です。
また、延滞金だけでなく親などの親族が連帯保証人になっているケースもあるかと思います。
入金忘れが続いてしまったらそういった方にも迷惑がかかってしまいます。
そのためにも、しっかりと自分のスケジュールを確認しなければいけません。
カレンダーを忘れないためにはさきほどから何度から登場していますがこちらのページから学生支援機構のメルマガに登録し、振込日や引き落とし日を事前に通知してもらいましょう。
あなたにとってとても大事なお金のことですので、面倒くさがらずにぜひ登録してほしいと思います!
奨学金のカレンダーはこまめにチェックしよう
今回紹介した奨学金のカレンダーはぜひこまめにチェックしましょう。
奨学金は学生にとってとても大切なものです。しっかりと振込日を確認し、入金されているかどうかを確かめなければいけません。
また返済する立場になったときは、口座に入金する責任も出てきます。忘れていたでは済まされないことにもなり得ることがあります。
そんなことにならないためにも、奨学金のカレンダーをこまめにチェックし、スケジュールを確認するようにしましょう!