まとめ

奨学金はあといくら?残額が知りたい!返還状況を確認する3つの方法

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「奨学金ってあといくら返すんだっけ?」毎月口座から引き落としされているままで残額がいくらか分からない。ということはありませんか?

毎年1回振替案内の通知書が届くものの、すぐに内容を忘れたり、無くしてしまったりすることも。結婚前や大きな支出の前など、奨学金の残額を知りたい!というときはリアルタイムの金額が知りたいですよね。

今回は奨学金があといくらなのか残額と返還状況を確認する方法をご説明します。

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奨学金はあといくら?返還状況の確認方法

奨学金の残額を確認する方法は「スカラネットパーソナル」「振替案内(書面)」「電話」の3種類です。

一番おすすめの方法は「スカラネットパーソナル」です。24時間ネットで返還状況の確認ができ、さらに各種手続きを行うこともできます。これさえあればなんでも対応できるので登録しておきましょう。

スカラネットパーソナルから確認

スカラネットパーソナルでは24時間いつでも残額や返還状況の詳細について確認することができます。

残額だけでなく、利子など詳細まで一覧で見やすくなっています。最新情報を確認できるのでリアルな金額を把握することが可能です。

ユーザーIDとパスワードを入力します。

奨学生番号を入力します。
(奨学生番号は奨学金に関する書類に記載されています。)

赤枠の奨学生番号の部分をクリックすると、詳細を確認することができます。

このように、貸与から返還に関する情報をまとめて確認することができます。

スカラネットパーソナルではネットから各種申請がができるので、住所変更や氏名変更、職場が変わったときなどの手続きに便利です。

奨学金の振替案内で確認

毎年1回、返還残高と次回振替額が記載された「振替案内(残額のお知らせ)」が届きます。

出典:『JASSO 奨学金返還「振替案内」の見方について 』より

スカラネットパーソナルと同様に残額や返還総額、返還方法や割賦方法などの登録情報が記載されています。

【送付時期】

  • 月賦返還者:4月
  • 月賦・半年賦併用返還、半年賦返還:7月
  • 年賦返還(返還月が6月~11月までの方):6月
  • 年賦返還(返還月が12月~5月までの方):12月

振替案内は年1回しか確認することができないので、送付されたときの残額しか分かりません。また、後日確認したいと思ったときには無くしているなんてことも。

今現在の残額が知りたい場合はスカラネットパーソナルで確認しましょう。

電話で問い合わせて確認

電話で残額を確認する場合は「奨学金相談センター」に問い合わせてみましょう。

奨学金相談センター
電話:0570-666-301(ナビダイヤル)
月曜~金曜:9時00分~20時00分(土日祝日・年末年始を除く)

日本学生支援機構の担当者と電話口で話しながら残額を確認するので、分からないことがあった場合その場で聞くことができます。

通話料金がかかることや電話が繋がりにくいデメリットもあるので「残額確認+何か相談したい場合」に利用するのがおすすめです。

奨学生番号を忘れてしまったときは


スカラネットパーソナルや電話で残額を確認するためには奨学生番号が必要になります。
奨学生番号は「奨学生証」「返還誓約書」「奨学金の振替案内」などに記載されています。

もしそれらの書類を見ても分からない、無くして手元にないという方は奨学金返還相談センターに問い合わせてみましょう。

奨学生番号はスカラネットパーソナルのログイン、奨学金について何か確認する場合や申請をする場合に必要となります。奨学金関連の書類を紛失しないようにしたり、スマートフォンなどにメモしておきましょう。

奨学金返還に関する問い合わせ先

奨学金の返還に関する問い合わせ(残額の確認、繰り上げ返還、救済措置について)は繰り返しになりますが「奨学金相談センター」に連絡しましょう。

奨学金相談センター
電話:0570-666-301(ナビダイヤル)
月曜~金曜:9時00分~20時00分(土日祝日・年末年始を除く)

問い合わせる前に『返還に関するよくあるご質問(FAQ)』を見ておくと良いでしょう。解決できることがあるかもしれません。

繰り上げ返済や一括返済はするべき?


できるだけ早く返済して、お金の負担も気持ちの負担もなくしたい!
と思いますよね。
基本的には繰り上げ返済する方がメリットは大きいですが、タイミングによってはデメリットとなることもあります。メリット・デメリットは以下で詳しく解説していきます。

繰り上げした分は返済期間(回数)が短くなるだけで、毎月の返済額は小さくなりません。繰り上げ返済後も毎月の返済額は一定です。繰り上げ返還を申請する方法は「スカラネットパーソナル」「電話」「郵送・FAX」の3種類があります。

繰り上げ返済のメリット

繰り上げ返済をすることで返還期間を短縮できます。それだけでなく、繰り上げした分は元本のみの返済なので利子がかかりません。第二種奨学金を借りている方は返済総額を小さくすることができるので、利用する方がお得といえます。

また、日本学生支援機構の繰り上げ返済は手数料が無料です。

奨学金の返済期間は長期に渡り荷が重いですよね。子供の教育費を支払いながら、自分の学費をいつまでも返し続けなければいけない状況はなかなか大変です。

独身の間や、家計に余裕が出来たタイミングで繰り上げ返済を行うと、気持ちにも余裕が生まれるでしょう。

繰り上げ返済のデメリット

まとまったお金が入った、家計に余裕ができたからと、貯金をゼロにしまで繰り上げ返済をするのは危険です。

日本学生支援機構の奨学金の利子は0.01%~上限3%とかなり低いです。近年では1%以下がほとんど。それに比べて他のローン(カードローン、住宅、車など)は10%前後と高くなっています。

もし家や車などローンが必要な大きな出費があるときは、繰り上げ返済を控えるべきです。繰り上げ返済に充てようとしていた金額をこのローンの頭金にすることで負担を減らすことができます。

他のローンを利用する場合は、利率の低い奨学金を長期間かけて返済するほうがお得といえます。

返還できなくなったら


病気や失業など、さまざまな理由で返還が難しくなることがあります。そんなときは黙って延滞するのではなく、「減額返還制度」または「返還期間猶予制度」を利用しましょう。

延滞し続けると延滞金を取られるだけでなく、ブラックリスト入りすることも。
まずは、日本学生支援機構に相談することが大切です。

減額返還制度

月々の返還金額を1/2か1/3に減らして返還することができます。毎月の返還金額を小さくして支払いを継続やすくするための制度であり、返還総額を減額するものではありません。

返還金額を減額した分、1/2は2倍、1/3は3倍返還期間が長くなります。利子を含む返済総額は変わりません。

1年ごとの申請が必要で承認されると最長15年間この制度を利用することができます。ただし、延滞すると審査することができないので注意しましょう。

返還期間猶予制度

月々の返還を先延ばし(猶予)にすることができます。1年ごとの申請で承認されると、最長10年まで返還を待ってもらうことができます。(毎年手続きが必要)

減額返還制度を利用しても返還が難しい場合は返還期間猶予制度に願い出てみましょう。

奨学金の返還状況を把握しておこう

奨学金は長期に渡って返還するので、残額や返還状況について把握しづらいですよね。
卒業後、就職転職、住所変更、氏名変更など、さまざまなライフイベントで生活状況も変わるでしょう。その際、奨学金の返還に関する手続きもしっかり行う必要があります。

毎年1回の振替案内はもちろんのこと、スカラネットパーソナルを利用して、常に確認できる環境を作っておきましょう。スカラネットパーソナル返還状況の確認だけでなく、各種申請や手続きもネットで完結できるので便利です。

返済状況や残額を把握することで、家計管理がしやすくなったり、繰り上げ返済についても検討することができます。きちんと確認する癖をつけておきましょう。

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