エーオンヒューイットジャパンは、法人向けの損害保険や生命保険で有名なエーオンジャパンのグループ会社です。
全世界100か国以上、全部で3万人以上もの従業員を抱えている世界最大規模のグローバルリーディングカンパニーの日本拠点となります。
元々2008年に「エーオンコンサルティングジャパン」という社名で設立されましたが、2010年にアメリカの人材コンサルティングファームである「ヒューイット・アソシエイツ」を買収したことで、現在の社名へと変更しました。
この記事では、エーオンヒューイットジャパンの企業情報や労働環境、平均年収。口コミ、求人情報などを詳しく紹介しています。
エーオンヒューイットジャパンの就職や転職に興味があるという方は、是非参考にしてください。
エーオンヒューイットジャパンの企業情報
職種と仕事内容
エーオンヒューイットジャパンの主要な事業は、組織及び人材に関するコンサルティングです。
その対象領域としては、以下のような領域があります。
- 報酬・人事(リワード)アドバイザリー業務
- 年金コンサルティング
- グローバル年金マネジメント
- アクチュアリーサービス
- グローバル報酬調査
- ベネフィットコンサルティング・調査
- 生産性ベンチマーキングアドバイザリー業務
- 人材アセスメント
クライアント企業は日本国内に留まらず、全世界に渡っています。
職種としてはコンサルタント職のみで、担当する領域ごとの専門家としてのポストが設けられています。
エーオンヒューイットジャパンの労働環境
エーオンヒューイットジャパンの労働環境について、紹介していきます。
残業時間
エーオンヒューイットジャパンは非常に従業員数が少なく、少数精鋭で動いています。
もちろん一人ひとりにかかる業務負担も大きいため、必然的に残業時間は長くなっているのが現状です。
具体的な残業時間のデータについては公開されていませんが、業界標準の40~50時間程度は優に上回っていることが予想されます。
グローバルに展開している企業のため、海外とのやりとりも活発です。
そのため、日本では真夜中の時間帯であっても、平気で業務関連のメールが届くというようなこともあるようです。
その点を踏まえると、正味の労働時間は非常に長くなっていると言うことができるでしょう。
福利厚生
エーオン自体が外資系のグループということで、エーオンヒューイットジャパンの福利厚生の充実度はそれほど高くありません。
最低限の保険制度が整えられている程度と考えて良いでしょう。
具体的な制度の内容については、応募要項などにも掲載されていませんでした。
英語は必要?
エーオンヒューイットジャパンの就職に際しては、英語が必要です。
募集要項を見ても「ビジネスレベルの英語力があることが望ましい」と記載されています。
書き方としては歓迎要件のようにも受け取ることができますが、実際には業務を通じて外国人とやりとりする機会も非常に多くあるため、必須要件と捉えておくべきです。
一般的にビジネスレベルの英語力はTOEIC700~800点以上と言われていますが、「エーオンヒューイットジャパンではTOEIC850以上はないと使い物にならない」なんていう口コミもあります。
スコアはあくまでも一指標に過ぎないので、不自由なく英語でコミュニケーションが取れるレベルにはトレーニングしておく必要がありそうです。
エーオンヒューイットジャパンの平均年収
エーオンヒューイットジャパンの平均年収は800万円と言われています。
日本人全体の平均年収が400万円台であることを踏まえると、かなり高水準な年収と言えるでしょう。
コンサルティング業界というくくりで見ても、さほど低い金額ではありません。
また、毎年の達成目標により年俸が定められるという実力主義の旧体系を採用しています。
このあたりは、流石外資系のファームといった感じがしますね。
実績次第では、十分に年収1000万円という大台を突破することも可能です。
エーオンヒューイットジャパンの口コミ
エーオンヒューイットジャパンの退職者や現役コンサルタントの口コミをいくつか紹介します。
口コミからは、とにかくエーオンヒューイットジャパンが激務であることが伺えます。
他の口コミには「入社しても短期で離職する人が非常に多い」というものもあるため、相当業務が大変であるということは間違いありません。
しかし、だからこそ様々な仕事を経験することができ、ビジネスマンとして成長できる面もあります。
もっと労働環境が整った上で、成長環境が優れているコンサルティングファームも少なくありませんが、自分をビジネスマンとして1段階も2段階も成長させたいと考えている人にとっては、悪い職場環境でないかもしれません。
エーオンヒューイットジャパンの求人情報
エーオンヒューイットジャパンの求人情報について紹介します。
公開求人はある?
エーオンヒューイットジャパンの公式サイトに採用情報のページには、キャリア採用の求人が掲載されていました。
別途新卒採用のページがあるというわけではないので、おそらく新卒採用は行っていないものと推測されます。
キャリア採用については募集職種ごとに掲載されており、2020年9月4日時点で募集があったのは、人事コンサルタント及びリタイアメントコンサルタントの2種類です。
それぞれ社会人経験3~4年程度の人材が対象となっています。
採用情報
エーオンヒューイットジャパンの従業員数は30名程度と少数精鋭です。
そのため、新規の採用についてもそれほど絶対数は多くありません。
学歴については不問としているものの、具体的にどの大学の出身者が多く集まっているのか、ということは情報がありませんでした。
エーオンジャパンでは、早慶上智卒や関関同立卒などが多いということから、エーオンヒューイットジャパンでも同レベルの学歴の人材が多く在籍していると予想されます。
ただ、内定可否を決めるにあたって大きな判断材料になるのが面接であることは間違いありません。
多少学歴が劣っているという場合でも、人間性や実力を十分にアピールすることができれば内定を勝ち得ることができるはずです。
エーオンヒューイットジャパン入社はどんな試験・面接をするの?
エーオンヒューイットジャパンに就職・転職するためには採用選考や面接試験を突破する必要があります。
具体的にどのようなフローで選考が行われ、どのような内容が面接で問われるのか、確認していきましょう。
エーオンヒューイットジャパンの選考スケジュール
エーオンヒューイットジャパンの選考フローについて、具体的な情報は公開されていません。
しかし、一般的な事業会社やコンサルティングファームと同じような選考フローになるものと予想されます。
具体的なフローとしては、以下の通りです。
- エントリー
- 書類選考
- 適性検査
- 面接(複数回)
- 内定
面接の回数は、募集している職種により変動する可能性があります。
一般的には2~3回の面接が行われますが、応募者が多い職種の場合などは、4~5回の面接が行われることもあるかもしれません。
実際の面接の質問例①志望動機
就職採用選考において、志望動機は100%問われると考えて間違いありません。
それはエーオンヒューイットジャパンについても同様です。
会社側としては、当然熱意をもって仕事をしてくれる人材を求めています。
その熱意を、志望動機を聞くことで確かめているのです。
なぜこの業界を選んだのか、そして数ある企業の中からなぜエーオンヒューイットジャパンを選んだのかということを、面接官が納得できるようにアピールするようにしましょう。
実際の面接の質問例②あなたの長所
志望動機のほかに、自分自身の長所についても面接ではよく問われる質問です。
単に自分が強みとしている部分をアピールするのではなく、エーオンヒューイットジャパンでの仕事に具体的に活かすことができるような点をアピールするようにしましょう。
なお、長所をアピールする際には、それを補強する過去の具体的エピソードも語る必要があります。
突貫工事で作った長所アピールでは一切面接官の心に刺さらないので、しっかりと入念に自己分析をした上で、面接に臨むようにしましょう。
実際の面接の質問例③ストレス解消方法
ストレス解消方法もコンサルティングファームの面接では頻出の質問です。
というのも、コンサルタントの仕事は非常にストレスフルであるからです。
仕事に決まり切った形がないからこそ、常に自分の頭を使って策を考え、最適解を探していく必要があります。
エーオンヒューイットジャパンは外資系ファームらしく成果主義を標榜しているため、結果に対してのプレッシャーも通常より強くなるのが特徴です。
そういったストレスフルな環境下において、体調を壊し、休職や退職に追い込まれてしまう人も多数います。
実際にエーオンヒューイットジャパンでも、入社してはすぐに退職してしまうというケースも少なくないようです。
会社として、せっかくコストをかけて採用した人間には長く元気に頑張ってほしいと当然考えていますから、それだけの素養がある人材を見極める必要があります。
そのため、コンサルティングファームの面接ではストレス解消方法が聞かれることが多くあるのです。
これももちろん正解はありませんが、できれば時間がない中でもできるストレス解消方法を答えるようにしましょう。
旅行に出かけるといったような大掛かりな方法の場合、「だったら日常的な小さなストレスとはどのように向き合っていくの?」と疑問を持たれてしまう可能性があります。
エーオンヒューイットジャパンが求める人材
エーオンヒューイットジャパンが求める人材像については、公式サイトの採用情報ページに以下の通り掲載されています。
- 新しいこと、未知なことに対する強い興味・関心
- 高い学習能力・素早い知識吸収能力
- 高い対人コミュニケーション能力
- チームで求められる役割を実行できる能力
- 論理的思考力
- ビジネスレベルの英語力
求められるスキルやマインドについては、特段他のコンサルティングファームと違った点はありません。
強いて言えば、成長性に特に重きを置いているというのが、エーオンヒューイットジャパンの特徴であると感じます。
社会人経験3~4年程度のキャリアの浅い人材のみを募集しているというところからも、かなり成長性に期待しているということが伺えます。
面接で志望動機や長所をアピールする際には、この求める人材像を頭に入れておくことが大切です。
エーオンヒューイットジャパンに転職する難易度
エーオンヒューイットジャパンに転職するのは非常に難しいです。
というのもかなり門戸が狭く、数少ない椅子を多くの志望者と奪い合う必要があるためです。
エーオンヒューイットジャパンに「欲しい人材」と思われるためには、かなり高いレベルでビジネススキルを身に着けておく必要があります。
大前提として「まずはやってみる」というように何事にも積極的にチャレンジできる人間でなければ、仮に就職できたとしてもエーオンヒューイットジャパンで活躍するのは難しいでしょう。
エーオンヒューイットジャパンへの転職を目指すのあれば、まずはその点を頭に入れつつ、ビジネスマンとしての十分な成長、そして面接に向けた十分な準備を講じる必要があります。
エーオンヒューイットジャパンに就職する理由
エーオンヒューイットジャパンは組織及び人事に関するコンサルティングファームとして、世界最大級の規模を誇っています。
クライアント企業には世界的に有名な企業も多数あり、大きなプロジェクトに参画できるという点が魅力です。
コンサルタントの絶対数もそれほど多くないため、経験が浅い段階であっても裁量の大きな仕事を任されます。
決して簡単な仕事ではありませんが、その経験を通じてかなりハイスピードにビジネスマンとして成長できるはずです。
この成長環境というところが、エーオンヒューイットジャパンの就職の大きな理由となります。
エーオンヒューイットジャパンの転職まとめ
この記事では、エーオンヒューイットジャパンへの転職を目指す方向けに、企業情報や労働環境、平均年収、口コミなどを紹介しました。
エーオンヒューイットジャパンは世界的に見ても非常にプレゼンスが高いファームだけに、人気企業であることは間違いありません。
しかし激務などの影響で、入社してはすぐに退職してしまうというケースも多いようです。
そのため、単にエーオンヒューイットジャパンに入社するだけではなく、入社後も活躍できる人材になる必要があります。
そこでおすすめをしたいのが、セミナーの受講です。
セミナーを受講することで、コンサルタントのリアルな現場で求められるスキルやマインド、考え方を身に着けることができます。
単に採用選考をクリアするだけではなく、入社後にコンサルタントとして活躍するためのノウハウも習得できるはずです。
本気でエーオンヒューイットジャパンへの転職を目指している方は、是非セミナーの受講を検討してみてください。