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第一種奨学金について徹底解説!第二種との併願申し込みがおすすめ

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審査基準や貸与月額、返還方法など、第一種奨学金だけの情報が詳しく知りたい!

今回は、無利子の第一種の利用を希望する方のために、第一種奨学金と第二種奨学金を比べながら、分かりやすく解説していきます。

また、審査基準の厳しい第一種に申し込むときは第二種と併願で申し込むのがおすすめです。詳しい申込み内容についても説明しているので、参考にしてみてください。

第一種奨学金と第二種奨学金の違い

第一種と第二種の大きな違いは利子が付くか付かないかです。第一種は無利子のため審査基準が厳しく採用枠も少なくなっています。

細かく見ていくと、貸与月額の最高額や審査基準が異なります。以下で比較しながら、確認していきましょう。

【利子】

  • 第一種:無利子
  • 第二種:有利子(利率は0.01~上限3%)

【貸与月額】

  • 第一種(自宅通学の例)
    国公立…2万・3万・4万5000円
    私立…2万・3万・4万・5万4000円
  • 第二種:2万~12万円(1万円刻みで選択可能)

【成績基準(予約採用の例)】

  • 第一種:高校での成績が評定3.5以上
  • 第二種:高校での成績が平均以上

第二種奨学金の場合は、よほど悪い成績でない限り採用されることがほとんどです。

【家計基準】

(2020年度予約採用で親が会社員、3人世帯の例)

  • 第一種:657万円
  • 第二種:1,009万円

JASSO:2020年度入学者用貸与奨学金案内(国内予約用)より

第一種の審査基準とは


無利子の第一種奨学金は、優れた成績で学習意欲も高いが、経済的に進学が困難な学生に認められます。そのため学力基準、家計基準ともに審査が厳しくなっています。

学力基準

  • 予約採用:高校での成績が評定3.5以上
  • 在学採用:高校2年~3年の成績が3.5以上(専門学校の場合は3.2以上
    大学2年生以降に申し込む場合は、成績が在籍する学部の上位1/3以内であること

家計基準

世帯人数 給与所得者の世帯
(年間の収入金額)
給与所得者以外の世帯
(年間の所得金額)
2人 779万円 371万円
3人 657万円 286万円
4人 747万円 349万円
5人 922万円 514万円

JASSO:2020年度入学者用貸与奨学金案内(国内予約用)より

これらはあくまで目安の数字となります。
上記の金額を上回っていても、特別控除等により基準をクリアしたり、その反対もあります。

2017年度から学力基準が緩和

第一種奨学金に申し込むためには評定が3.5以上必要ですが、2017年度から低所得者世帯の学生に限り、学力基準が緩和されました。

大学進学後も優れた成績を修める見込みがあり、以下の条件に該当している場合は「学力基準を満たすもの」として申し込むことができます。

  1. 家計維持者の住民税が非課税である
  2. 生活維持者が生活保護を受給している
  3. 「社会的養護を必要とする人」(児童養護施設に入所しているなど)

第一種の貸与月額


第一種奨学金は、進学先や国公立・私立、通学形態によって金額が細かく変わります。
最高貸与月額も5万円前後と第二種奨学金の最高月額12万円に比べると少なくなっています。

【大学進学者の例】

国公立 私立
自宅通学 自宅外通学 自宅通学 自宅外通学
最高月額 45,000円 51,000円 54,000円 64,000円
最高月額以外の月額 20,000円
30,000円
20,000円
30,000円
40,000円
20,000円
30,000円
40,000円
20,000円
30,000円
40,000円
50,000円

JASSO:2020年度入学者用貸与奨学金案内(国内予約用)より

第一種の申し込み方法


第一種の申込み方法は、入学前の「予約採用」、入学後の「在学採用」、家計の急変など緊急時に申し込む「緊急採用」の3つがあります。

それぞれの窓口はすべて在学している学校になります。申請についての詳細は、在学している学校の学生課や奨学課などに確認してみましょう。

予約採用

高校3年生の春に在学している高校を通して申し込みを行います。第二種は春と秋、年2回募集がありますが、第一種は春のみの募集なので気をつけましょう。

在学採用

年に1回(春)、進学した学校で申し込むことができます。予約採用で不採用になった場合でも再申請が可能で、基準も予約採用時とは異なるので採用される可能性が高くなっています。

緊急採用

家計支持者の失業や病気などで家計が急変し経済的困難になった場合、随時申し込むことができます。応急採用は第二種のみです。

第二種から第一種への変更は可能?


在学採用には4通りの変更方法があり、第二種から第一種への変更は基準を満たせば可能です。予約採用で第一種に通らず、現在第二種を借りていても、再チャレンジすることができます。

以下は、すでに奨学金を借りている人が奨学金の種類の変更や、併用貸与を希望するときに申し込む方法です。

  • 第二種から第一種
    → 無利子で借り直したいため、変更を希望
  • 第一種から第二種
    → 第一種では貸与金額が足りないので、最高月額12万円の第二種に変更を希望
  • 第一種から併用貸与
    → 第一種では貸与金額が足りないので、追加で第二種を借りたい
  • 第二種から併用貸与
    → 第二種と追加で奨学金を申し込むが、無利子を希望

在学採用は家計基準の上限金額が予約採用の基準と異なります。また、採用枠も学校によって変わるので、予約採用で審査に落ちても在学採用で採用されるケースがあります。

第一種への変更を希望する方は、改めて「学力基準」「家計基準」の申し込み基準をクリアしているか確認し、申し込んでみましょう。

第一種の返還方法は2種類

第一種の返還方法は「定額返還方式」と「所得連動返還方式」の2種類で、申し込みの際にどちらか選択します。

  • 定額返還方式:貸与総額に応じて月々の返済額が決定し、返還完了まで定額で返還する方式
  • 所得連動返還方式:前年の所得に応じて毎月の返還額が決定する方式。返還月額が毎年の所得により変わるため、返還期間は定まりません。

【所得に連動した返還月額の例】

年収 課税対象所得(例) 返還月額
100万円 0円 2,000円(最低返還月額)
200万円 62万円 約4,700円
300万円 119万円 約8,900円
400万円 179万円 約13,500円
500万円 246万円 約18,500円
600万円 313万円 約23,500円

返還者本人が単身世帯である場合の課税所得対象の例です。

JASSO:所得に連動した返還月額の例より

第一種と第二種併願で申し込んでおこう


第一種の申し込み基準を満たしている場合「併願」で申し込むことが可能です。
万が一、第一種に落ちても第二種で借りることができるので、学費を用意することが出来なかったという心配がありません。

奨学金の新規申し込み方法は7通りあり、第一種希望者におすすめの併願は以下のどちらかです。

  • 第一種奨学金を希望するが、不採用の場合第二種奨学金を希望します。
    → 第一種奨学金が不採用となった場合は、第二種奨学金を希望する。
  • 併用貸与を希望するが、不採用の場合第一種のみ希望します。
    → 第一種奨学金と第二種奨学金を両方同時に貸与が受けられなければ、第一種奨学金を希望する。(第二種のみの貸与は希望しない)

JASSO: 奨学金を希望する皆さんへ(大学・短期大学・専修学校専門課程)P.28

奨学金は将来の自分の借金です。15年~20年と長期に渡り数百万円を返済しなければなりません。できるだけ利子のない第一種で借りる方が安心ですよね。

だからといって単願で不採用となり、奨学金自体を借りれず進学が困難となれば意味がありません。進学できる確率を上げるためにも、併願で申し込むのがおすすめです。

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