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奨学金の審査に落ちた!これからどうする?審査落ちの理由と対処法

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奨学金の審査に落ちた。不採用通知を受け取ると「学費を用意できない」「進学できないんじゃないか」と不安になりますよね。

大丈夫です!まだ奨学金を借りるチャンスはあります。
奨学金の審査に落ちた=進学を諦めなければいけないということはありません。
今回は、審査に落ちたあとどのような対策を取れば良いのかご紹介します。

なぜ審査に落ちたのか、再申請はできるのか、あなたがどのパターンに当てはまるのか一緒に見ていきましょう。
第二種奨学金に落ちてしまった場合でも、日本学生支援機構以外で学費を借りることができる機関があります。そちらも合わせてご紹介します。

奨学金の審査になぜ落ちた?理由とは

奨学金の審査になぜ落ちたのか。ここでは不採用になる理由として多いものをあげています。
日本学生支援機構で奨学金を借りる場合、卒業の見込みがあるか、学力基準、世帯収入や家計状況などいくつかの基準があり、それをもとに審査されます。

学力基準を満たしていても世帯収入に問題がある場合、世帯収入は基準を上回らなくでも成績が足りない場合は不採用になってしまいます。
申込基準をきちんと満たしていたかどうか確認してみましょう。

申込基準は進学先や入学年度によって細かい条件、家計基準の金額が異なるので、詳細は日本学生支援機構のホームページにてご確認ください。

1.世帯収入が高い

奨学金の審査に落ちる理由として一番多いのが、世帯収入が家計基準を超えてしまっている場合です。
予約採用は世帯人数によって基準額が設定されますが、在学採用の基準額は以下によって異なります。

  • 希望する奨学金の種類:第一種、第二種
  • 進学先:国公立、私立、大学、短大、専修学校
  • 収入形態:給与所得者(会社員)、給与所得者以外(自営業や個人事業主)
  • 通学形態:自宅から通学、下宿

予約採用、在学採用の世帯収入の基準額もとに、家計基準の上限を超えていないか確認してみましょう。

【予約採用の収入、所得の目安】(単位:万円)

世帯人数 給与所得者の世帯
(年間の収入得金額)
給与所得者以外の世帯
(年間の所得金額)
第一種 第二種 併用貸与 第一種 第二種 併用貸与
3人 657 1,009 599 286 601 245
4人 747 1,100 686 349 692 306
5人 922 1,300 884 514 892 476

JASSO 平成31年度入学者用貸与奨学金案内(国内予約用)より

【在学採用の収入、所得の目安(大学)】(単位:万円)

設置者 世帯人数 通学形態 給与所得者の世帯(年間の収入金額) 給与所得者以外の世帯(年間の所得金額
第一種 第二種 併用貸与 第一種 第二種 併用貸与
国・公立 3人 自宅 662 1,01 603 289 604 248
自宅外 729 1,059 670 336 651 295
4人 自宅 742 1,096 680 345 688 302
自宅外 800 1,143 747 392 735 349
私立 3人 自宅 730 1,060 672 337 652 296
自宅外 792 1,107 739 384 699 343
4人 自宅 801 1,144 749 393 736 350
自宅外 848 1,191 805 440 783 397

JASSO 2019年度在学者用 奨学金案内(大学等)より
表は大学進学者の限度額です。短大、専門学校へ進学する方は上記の奨学金案内からご確認ください。

2.学業成績が基準に満たない

奨学金に採用されるためは平均値以上の成績が必要とされており、この基準に満たないと不採用となります。

第一種奨学金は優れた成績で経済的に修学が難しい人に認められ、無利子で奨学金を借りることができます。そのため学力基準が高くなっています。

  • 予約採用:高校での成績が評定3.5以上
  • 在学採用:高校2年~3年の成績が3.5以上(専門学校の場合は3.2以上
    大学2年生以降に申し込む場合は、成績が在籍する学部の上位1/3以内であること

ただし、家計支持者の住民税が非課税や生活保護受給者特に優れた成績を修める見込みがある学生は上記の成績が足りなくても「学力基準を満たす者」として申し込みすることができます。

第二種奨学金の学力基準は「平均水準以上」と第一種ほど明確な基準がありません。
以下4つの条件のいずれかに該当すれば採用されることがほとんどです。

  1. 出身校、在籍する学校での成績が平均値以上
  2. 特定の分野で、優れた資質能力がある
  3. 学修意欲があり、卒業見込みが確実であること
  4. 高等学校卒業程度認定試験合格者で、1~3のいずれかを満たしてること

よっぽど成績が悪くない限り不採用になることはないので、上記を満たしていて不採用だった場合は学力基準以外の理由を考えたほうが良いでしょう。

3.返済能力が認められなかった

人的保証を利用した場合、親が債務整理中の場合は連帯保証人になることができません。
また申請時に65歳以上の人も保証人になれません。これらは審査以前に申し込む資格がありません。

奨学金は学生本人に貸付けを行うので基本的に親の信用情報は審査に関係なく、審査中に信用情報を開示されることもありません。
むしろ親が自己破産した場合など、家計状況が悪く修学が困難だと認められる家庭の方が優先されます。

親が債務整理中で連帯保証人を立てられない場合は、機関保証を選択すれば申し込みが可能です。
保証人や連帯保証人の信用情報(自己破産、ブラックリストなど)に不安がある場合は機関保証を利用することをおすすめします。

4.採用枠がいっぱいだった

日本学生支援機構の奨学金は予算が設けられているため、採用人数もあらかじめ決まっています。特に第一種奨学金は審査基準が厳しく、採用枠も少ないので審査に通るのが難しくなります。

学校によって採用枠が異なるので、学力基準や家計基準を満たしていても希望者が多かった場合は第二種奨学金でも審査に落ちる可能性があります。
そのため、高校の予約採用で採用枠が少なくて審査に落ちても、大学進学後の在学採用で採用されたというケースがよくあります。

不採用になっても再申請は可能

併願で申請して第一種奨学金の審査に落ちた場合は、有利子になりますが第二種奨学金を利用することができます。
高校の予約採用で不採用になってしまっても、進学を諦める必要はありません。進学後に在学採用で再申請が可能なので再チャレンジしてみましょう。

在学採用の審査基準は予約採用の基準と異なるため、進学後に採用されることがあります。
再申請で確実に採用されるために申込資格があるかどうか、もう一度審査基準を確認してみましょう。

1.第二種奨学金を利用する

併願で申し込み、第一種奨学金に不採用になった場合は有利子になりますが、第二種奨学金を利用すれば奨学金を借りることができます。

併願のパターンは以下になります。

  • 第一種を希望するが、不採用の場合は第二種を希望
  • 第一種、第二種併用を希望するが、不採用の場合は第二種を希望

第一種奨学金を希望していても、すべり止めとして併願で申し込むのがおすすめです。

2.2回目の募集に応募(第二種のみ)

二種奨学金のみ高校3年の10月にも予約採用の募集があります。
5月に募集された予約採用で不採用になっても再申請が可能です。

進学後に再申請できる在学採用もありますが、万が一に備えて2回目の予約採用に申し込んでおくのが良いでしょう。
在学採用でもう一度第一種奨学金にチャレンジしたい場合は、「第二種受給中だが第一種への変更希望」として申請すれば申し込むことができます。

3.入学後「在学採用」に申し込み

予約採用で奨学金の審査に落ちてしまっても、進学先の学校へ入学後、在学採用を利用すれば再申請することができます。

在学採用は予約採用のときと審査基準が若干異なります。
また学校ごとで採用枠が違うので、高校のときに不採用になっても大学進学後採用されることがあります。

予約採用に落ちたからと進学を諦めるのは早いです。入学後、在学採用に再申請してみましょう。

4.再申請で採用されるための対策

日本学生支援機構の奨学金を借りるときの審査基準は、学力基準、家計基準、卒業の見込みがあるか、この3つの条件を満たしていれば通ることがほとんどです。

第一種奨学金の場合は学力基準が明確に設けられており審査も厳しくなっていますが、第二種奨学金の場合はよっぽど悪い成績でない限り不採用となることはないでしょう。

奨学金の審査に落ちる理由として最も多い家計基準をクリアすれば、第二種奨学金に落ちることはないので、自分の世帯人数や通学形態、親の収入形態を確認した上で、世帯収入の上限を超えていないかきちんと確認しましょう。

日本学生支援機構の奨学金は親ではなく学生名義で借りるので、親の返済能力(自己破産、ブラックリスト、生活保護など)が審査の影響に響くことは基本的にはありません。

一般のローンとは異なり、家計状況が厳しく、修学が困難と認められる方が優先されます。
ただし、債務整理中の場合は親が保証人になることはできないので人的保証の利用はできません。

奨学金の審査のために保証人や連帯保証人の信用情報を開示されることはないとされていますが、不安がある場合は機関保証を選んでおくと安心です。

奨学金以外で学費を借りる方法

第二種奨学金の審査も落ちてしまった!学費を借りることができない!
日本学生支援機構で奨学金を借りることができなかったら終わりではありません。

他に学費を借りれる機関はいくつかあります。
消費者金融などの利用を考える前に、他の奨学金や教育ローンで申込資格があるか、利用できるかどうか確認してみましょう。

1.国の教育ローンを利用する

国の教育ローン(日本政策金融公庫)は日本学生支援機構の次によく利用されている機関です。

国の教育ローンの賞与開始は奨学金と違い入学前なので、事前の入学金や授業料を納めるために奨学金と併用して利用する人も多いです。

金利は1.76%(奨学金の金利は近年0.5%以下)と奨学金より高くなっていますが、銀行で借りる教育ローンやカードローンに比べるとかなり低いです。

国の教育ローンは学生本人ではなく親(家計を支えている人)の名義になります。
子供1人に対して350万円まで借りることが可能です。

申し込み条件は進学先が融資の対象かどうか、世帯収入の上限を超えていないかの2つです。

申し込み条件の詳細は日本政策金融公庫ホームページよりご確認ください。

2.進学先の奨学金を利用する

進学先の学校に独自の奨学金制度があるかどうか確認してみましょう。

大学独自で設けている奨学金は給付型が多いのが特徴です。
成績などの条件を満たせば返済の必要なく学費が支給、または免除になります。

給付型でなくても学校によっては、採用人数が多かったり、基準がゆるやかであったり、日本学生支援機構の奨学金より審査に通りやすいことがあります。

詳細は進学先のホームページ、または奨学課に問い合わせてご確認ください。

3.銀行の教育ローンを利用する

奨学金と銀行の教育ローンとの大きな違いは、収入が多い方が借りやすいことです。
借り主(親)の収入が安定していて返済能力があり、信用情報に傷がなければ審査に通ります。

家計基準で世帯収入が多いために審査に落とされた人は、銀行ローンの方が利用しやすいかもしれません。ただ奨学金に比べると金利が高くなっています。

教育ローンのメリットは審査から融資がまでが早く最短7日ほどで入金されます。また限度額内で必要なときに必要な分だけ何度でも借り入れができるカードローン型の利用もできます。

金利や借りやすさなどを比較し、教育ローンで学費を用意することも検討してみましょう。

4.新聞奨学生を利用する

新聞奨学会制度は新聞社が学費を立て替える代わりに新聞配達で働き、その給料内から毎月返済していく制度です。そのため、卒業後の返済が必要ありません。

採用されると寮が用意され家賃光熱費無料、さらに朝晩の食事付きの場合もあります。

新聞配達員として働く分、仕事が優先となりサークルへの参加ができなかったり、授業に出られない時間帯が発生します。休日や自由時間も一般の学生と比べると少なくなります。

申し込み資格の幅も広く、理工系で実習が多く学業と仕事の両立が厳しい場合や保証人が立てられない場合以外は採用されることがほとんどです。

新聞配達員は激務なので学業と両立して続けられるかどうかよく検討して応募しましょう。

奨学金の審査落ちても進学を諦めないで!

奨学金予約採用の不採用通知を受け取った時点で進学を諦めるのはまだ早いです!

秋に行われる第二種奨学金2回目の採用募集進学後の在学採用へ再申請することができます。
万が一、日本学生支援機構の奨学金を借りることができなくても、その他教育ローンで学費を用意する方法があります。

今回、奨学金の審査に落ちた原因が何だったのか、審査基準をよく見て当てはまる理由が無いか確認し、再申請に備えて万全に対策しましょう。

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